パノプティコンの住人(読み)パノプティコン(英語表記)panopticon

翻訳|panopticon

デジタル大辞泉 「パノプティコンの住人」の意味・読み・例文・類語

パノプティコン(panopticon)

英国の哲学者・法学者ジェレミー=ベンサムが考案した円形監獄。中心に監視塔があり、そのまわりに独房放射状に配したもので、囚人同士の接触はなく、常に看守の監視下にあることを意識させるようになっている。フランスの哲学者ミシェル=フーコー著書「監獄の誕生」において、少数の権力者が多数の個人を監視する近代の管理社会の起源とみなし、広くその名が知られるようになった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android