パプア−ニューギニア(英語表記)Papua New Guinea

翻訳|Papua New Guinea

旺文社世界史事典 三訂版 「パプア−ニューギニア」の解説

パプア−ニューギニア
Papua New Guinea

オーストラリア北方の赤道直下に位置するニューギニア島の東半分を占める国。首都ポートモレスビー
【略史】1526年ポルトガル人デ=メネセスが来航し,パプア命名。1828年ニューギニア島西半分はオランダ領となったが,84年,残りの北東部をドイツ,南東部をイギリスが領有。1902年イギリス領はオーストラリア領になり,第一次世界大戦でドイツ領はオーストラリアに占領され,大戦後の21年オーストラリアの国際連盟委任統治領となる。第二次世界大戦後,国際連合信託統治領となり,1949年オーストラリアは南東部・北東部を一行政単位パプア−ニューギニアに統合した。
【独立とその後】1973年オーストラリアが自治政府を承認,75年独立してイギリス連邦に加盟。多数部族の集合体であるため,頻繁に政権交代が繰り返されるいっぽう,ブーゲンビル島分離独立運動が続いている。1998年,政府軍とブーゲンビル革命軍との停戦協定が調印された。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

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