パポバウイルス(読み)ぱぽばういるす

世界大百科事典(旧版)内のパポバウイルスの言及

【脱髄疾患】より

…(3)髄鞘形成または保持細胞に親和性の強いウイルスは,動物ではいくつかのものが知られているが,ヒトで確認されているのは進行性多巣性白質脳症の場合のみである。この疾患の原因となるパポバウイルスpapovavirusは中枢の髄鞘保持細胞であるオリゴデンドログリアoligodendrogliaを選択的に侵すため,脱髄性の病変が形成される。(4)ヒトにおける中枢神経系の脱髄疾患中最も重要なものである多発性硬化症はまだ原因不明の疾患であり,自己免疫機転による可能性と,髄鞘保持細胞に選択的な感染症である可能性の両方が考えられている。…

※「パポバウイルス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android