パレスチナ難民(読み)ぱれすちななんみん

知恵蔵 「パレスチナ難民」の解説

パレスチナ難民

1948年にイスラエルが成立した際、多くパレスチナ人故郷を追われ難民となった。さらに67年の第3次中東戦争でイスラエルが支配地域を広げると、また難民が発生した。その子孫を含め、400万以上の人々の故郷に帰る権利をパレスチナ側は主張しているが、イスラエルは難民の帰還を拒絶しており、和平交渉における最大難問の1つである。

(高橋和夫 放送大学助教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android