パレストリーナ様式(読み)ぱれすとりーなようしき

世界大百科事典(旧版)内のパレストリーナ様式の言及

【パレストリーナ】より

…しかし彼が反宗教改革運動における代表的作曲家となったことには変りはない。順次進行を主体とした滑らかな旋律の流れ,豊かな和音の連続による完璧な和声,厳格な対位法による書法,安定感に満ちた楽曲構成,曲全体の均整美はルネサンス音楽様式の極致とも呼ぶべきもので,パレストリーナ様式として一般に知られている。約850曲に達する作品の大部分は宗教曲で,ミサ曲104曲をはじめ,モテット375曲,その他の典礼曲約175曲のほか,マドリガル約140曲も知られている。…

※「パレストリーナ様式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」