パレ・デ・ナシオン(読み)ぱれでなしおん(英語表記)Palais des Nations

日本大百科全書(ニッポニカ) 「パレ・デ・ナシオン」の意味・わかりやすい解説

パレ・デ・ナシオン
ぱれでなしおん
Palais des Nations フランス語

国際連盟(ソシエテ・デ・ナシオン)の本部としてつくられ、現在では国際連合のヨーロッパ本部になっている建物スイスジュネーブレマン湖を見渡す高台に位置し、庭にはアメリカが寄贈した金色の大地球儀がある。

[紅山雪夫]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パレ・デ・ナシオン」の意味・わかりやすい解説

パレ・デ・ナシオン
Palais des Nations

フランス語で「諸国民の殿堂」を意味する。1937年スイスのジュネーブに,レマン湖に面して建てられた国際連盟本部の建物。内部各国からの寄贈物で装飾され,会議場などがある。国際連盟はアメリカの不参加,日本やドイツ脱退 (1933) などで,建物が完成したときには国際機関としての機能を失っていた。現在は国際連合ヨーロッパ本部と,世界保健機関 WHO本部がある。

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