旺文社世界史事典 三訂版 「パンチェン=ラマ」の解説
パンチェン=ラマ
Panchen Lama
阿弥陀仏 (あみだぶつ) の化身 (けしん) にして転生者とされる。ラサ西方のシガツェに近いタシルンポ寺に住む。チベット独立の象徴であるダライ=ラマにつぐ地位を与えられたところから,清朝,中華民国,中華人民共和国の中央政府に利用されてきた。ダライ=ラマ14世がインドに亡命した後も第10代パンチェン=ラマはチベットにとどまり,自治区代表委員となっている。
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