パンチカード

デジタル大辞泉 「パンチカード」の意味・読み・例文・類語

パンチ‐カード(punch card)

穿孔せんこうカード

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「パンチカード」の意味・読み・例文・類語

パンチ‐カード

〘名〙 (punch card) 情報検索分類集計などを機械的に行なうため、一件ごとに一枚を用い内容によって定めた位置に穴をあけて、ピンや電気を通すようにしたカード。編機その他工作機械が、自動的に作業するよう、手順を指令するのに用いるものもある。
現代科学(1957)〈祖父江寛〉五「これらの機械を動かすのに使用されるのがパンチ・カード(穴あきカード)で」

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世界大百科事典(旧版)内のパンチカードの言及

【カード・システム】より

…このカード・システムは蓄積や分類整理が目的でなく,むしろ不断の組替え操作により,新しい発想をひき出すという考え方であったが,一般社会では情報整理や備忘のために使われることが多い。検索型カード・システムの最も進んだものとして,二つ以上の主題から検索(多角検索)のできるパンチ・カードが早くから科学者などによって開発,利用されてきた。これはコンピューター用のパンチ・カードと違い,カードの四周に1~2列の孔が並んでおり,一定の規則にしたがってパンチを入れる(切りこみを入れる)と,該当の孔にソーター(選別用の細棒)を挿したとき,切りこみがはいったカードはソーターに引っかからずに下に落ち,ただちにふるい分けられるという原理になっている。…

【入出力装置】より

…また,商品に付けられたバーコードをキャッシュレジスターで読み取るときに使うバーコード読取装置や,マークシートを読み取る光学的マーク読取装置(OMR),紙幣などで使われている磁気インクを読み取る磁気インク読取装置もある。ほかにパンチカード読取装置,さん孔テープ読取装置などがあり,80年以前にはよく使われたが,現在ではほとんど使われていない。漢字入力のためにはフルキー方式,複数打鍵方式など,異なる漢字に異なるキー操作を割り当てた入力装置が使われることもあるが,あまり普及していない。…

※「パンチカード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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