パータン(英語表記)Pātan

改訂新版 世界大百科事典 「パータン」の意味・わかりやすい解説

パータン
Pātan

ネパールカトマンズ盆地南部のラリトプル郡の中心都市。ラリトプルLalitpurともいう。人口16万(2001)。盆地内の現存都市中最も古く,ほかの都市の伸長以前は首都となることが多かった。町は小宇宙として計画的につくられ,東西南北のはずれ(および現存はしないが中心)に半球形に土を盛り上げた大きなストゥーパが配置され,中心に王宮がある。これらのストゥーパはアショーカ・ストゥーパと呼ばれることが多いが確証はない。町中には仏教そのほかの寺院や高カースト仏教徒の居住区(バハBāha)が多くみられる。住民はほとんどネワールで多数のカーストに分かれ,農業人口が多いが,金属細工師の活動はとくに有名である。
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百科事典マイペディア 「パータン」の意味・わかりやすい解説

パータン

パール東部,バグマティ川河岸の都市。ラリトプルLalitpurとも。カトマンズの南に接する7世紀以来のネワール人の古都小麦,米など農産物集散地。町の東西南北と中央(現存しない)にストゥーパがある。15世紀初めのマチェンドラナート寺,16世紀のマハー・ブダ寺がある。住民はほとんどネワール人で,金属細工が有名。7万9875人(1981)。

パータン

巴塘

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デジタル大辞泉プラス 「パータン」の解説

パータン

杉本屋製菓株式会社が販売する菓子、「まけんグミ」のキャラクターじゃんけんのパーの形をしている。

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