ヒヤデス(ギリシア神話)(読み)ひやです(英語表記)Hyades

翻訳|Hyades

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ヒヤデス(ギリシア神話)
ひやです
Hyades

ギリシア神話のニンフたち。「雨を降らす女たち」の意味で、普通アトラスの娘とされる。古くより2人から7人までのさまざまの人数があげられている。ゼウスからディオニソス養育を命ぜられたが、ヘラを恐れて逃げ出したため、ゼウスによっておうし座群星に変えられたという。これがプレアデス星団とともにおうし座に含まれるヒヤデス星団である。この星団太陽と同時刻に昇る時期(6月上旬)は、ちょうど雨期にあたると考えられていた。

[伊藤照夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android