ヒューレット・パッカード[会社](読み)ヒューレットパッカード

百科事典マイペディア の解説

ヒューレット・パッカード[会社]【ヒューレットパッカード】

世界2位の米国のコンピューターメーカー。略称HP。スタンフォード大学の同級生だったウィリアム・ヒューレットデビッド・パッカードが1939年に創業。当初はオーディオ発振器などの製造販売を手がけ,その後計測器事業などで業容を拡大した。1963年横河電機との合弁会社横河・ヒューレット・パッカードを設立してアジア市場に進出。1960年代半ばからコンピューター事業に取り組み,1968年に世界初の卓上関数計算機を発売した。以後コンピューターおよび周辺機器事業へのシフトを進め,2000年に計測器事業を手掛けるアジレント・テクノロジーを売却,一方で2002年にパソコン大手の米国コンパック・コンピューターを買収した。世界のパソコン市場で米国デル・コンピューターと激しい首位争いを演じている。同社発祥の地であるカリフォルニア州パロアルト市のガレージは〈シリコン・バレー発祥の地〉として同州の歴史的建造物に指定されている。本社米国カリフォルニア州。2011年10月期売上高1272億4500万ドル。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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