ヒョウ(ヘウ)・なげうつ・うつ・おちる(漢字)

普及版 字通 の解説


14画

(異体字)
8画

[字音] ヒョウ(ヘウ)
[字訓] なげうつ・うつ・おちる

[説文解字]

[字形] 形声
正字は(ひよう)に従い、声。(ひよう)と声義が同じ字である。〔説文〕十二上に「つなり」とあり、〔詩、風、柏舟〕「寤(さ)めて辟(むねう)つことたるり」の〔伝〕に「は心(むね)を拊(う)つ貌なり」とあるによる。〔詩〕にまた〔召南、有梅〕「(なげう)つにり」とあって、この方が字の本義であろう。古くは「(お)つるものにり」とよんだが、〔玉〕に「つなり」とするのがよく、〔韓詩〕にその字をに作る。投果の俗を歌うものである。

[訓義]
1. なげる、なげうつ、あてる。
2. うつ、たたく。
3. おちる。
4. かるい、すえ。
5. 標と通用し、しるし。

[古辞書の訓]
名義抄 アラハス・スウ・スヱ・アグ・ヲツ・ツクル・ウツ・タスク・シメ・シルシ・シルス 〔字鏡集〕 ヲツルモノ・ヲツ・ヱフ・タカ・カツ・スヱ・ツク・アグ・シメス・シルシス・シメ・アラハス

[語系]
・票・嫖phiは同声。は手から手へ投げわたす意。はその意の形声とみるべきである。

[熟語]

[下接語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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