ヒラアシキバチ(読み)ひらあしきばち

世界大百科事典(旧版)内のヒラアシキバチの言及

【生物群集】より

…これを反映して,カワムツは昆虫食に著しくかたよった雑食,関東のオイカワは雑食,関西のオイカワは藻類食にかたよった雑食となっている。樹木の材を食うヒラアシキバチに寄生する3種のオナガバチの例になると,産卵管の長さは互いにほとんど重ならないぐらい違っていて,異なった深さの場所にいるキバチの幼虫をうまく分けて産卵する。どのようにしてこのような差が生じてきたかはまだ明らかになっていないが,近縁の種が共存する地域では,互いに著しく離れた形態を示す例はすでに多く見つかっており,こういう現象は一般に形質置換と呼ばれている。…

※「ヒラアシキバチ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」