ヒンドゥークシ[山脈](読み)ヒンドゥークシ

百科事典マイペディア 「ヒンドゥークシ[山脈]」の意味・わかりやすい解説

ヒンドゥークシ[山脈]【ヒンドゥークシ】

パミール高原の南,パキスタン北部,アフガニスタン北東部から中部を走る山脈全長約1200km(西の支脈を含む)。最高峰ティリチ・ミール(7690m)。南東部以外は森林に乏しく,荒地,乾燥草原が多い。金,銅,鉄,鉛,クロム石油石炭などの鉱産資源は豊富にあるが,開発は進んでいない。アレクサンドロス大王が通過したハワク峠をはじめ,中央アジアとインドを結ぶ多くの峠道が開かれている。1964年にカブールの北約100kmのサラング峠にトンネルが開通した。
→関連項目アム・ダリヤ[川]エフタルカブールガンダーラティリチ・ミール[山]ハイバル[峠]バーミヤーンパミール高原南アジア

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