ビグアナイド剤(読み)ビグアナイドざい(英語表記)biguanide

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビグアナイド剤」の意味・わかりやすい解説

ビグアナイド剤
ビグアナイドざい
biguanide

フランスで開発された経口血糖降下薬。この薬の血糖降下の仕組みも単純ではないが,主に細胞内の酸素伝達系の酵素の働きを阻害し,細胞が酸素不足となり,嫌気性解糖が促進すると血液ブドウ糖は細胞の中に盛んに取り込まれるようになり (パスツール効果という) 血糖が低下すると考えられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android