ビゴール(英語表記)Bigorre

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビゴール」の意味・わかりやすい解説

ビゴール
Bigorre

フランス南西部,アドゥール川上流盆地を中心とする地方オートピレネー県の主要部をなす。ローマ人,西ゴート人,サラセン人の支配ののち 10世紀にビゴール伯領となり,幾多の変遷ののち,1425年にベアルンとともにフォア伯領となり,1607年にフランス王領となった。中心都市タルブの周辺には平野が広がり,ピレネー山地内には牧場が多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のビゴールの言及

【ガスコーニュ】より

…デュマ作《三銃士》は,こうしたガスコーニュの若者たちを主人公に,彼らの冒険好きでほら吹きで,空威張りの気味はあるが友情に厚い気質(ガスコンかたぎ)をえがいている。 ピレネー地方には,西から,バスク,ベアルン,ビゴール,コマンジュの4地方が区別される。バスクは,スペインにかけて,独特の言語・習俗を守るバスク人の居住する地域で,バスク7州のうち,3州がフランス領に属している。…

※「ビゴール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android