ビシュヌシャルマン(読み)びしゅぬしゃるまん

世界大百科事典(旧版)内のビシュヌシャルマンの言及

【パンチャタントラ】より

…原本は散逸して現存せず,原作者も年代も不明であるが,原本から多数の支本が生じ,数種の異本が伝わっている。発端物語すなわち全体の枠物語によれば,アマラシャクティ王の委嘱によって,賢明なバラモンのビシュヌシャルマンが,3人の王子に王者としての教育を授けるため,寓話に託して処世,統治,外交,倫理等の要訣を教えたということになっている。題名の示すように,〈朋友の分離〉〈朋友の獲得〉〈鴉(からす)と梟(ふくろう)の闘争〉〈獲得したものの喪失〉〈思慮なき行為〉という5編から成っているが,各編にはそれぞれ枠物語があって,その中に多くの挿話が含められ,散文に教訓的詩句を交えて語られている。…

※「ビシュヌシャルマン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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