ビックバンド・ジャズ(読み)ビッグバンド・ジャズ

音楽用語ダス 「ビックバンド・ジャズ」の解説

ビックバンド・ジャズ

ビックバンド・オーケストラによるジャズ。ある意味、スウィング・ジャズと同義語である。ある意味……というのは、ビックバンド・ジャズの場合、その編成を指しているのに対し、スウィング・ジャズはそのリズム・スタイルを指しているからである。1930年代アメリカ、ビッグバンド編成の「スウィング・ジャズ」が、社交ダンスの伴奏音楽として大流行。やがて、デューク・エリントン、カウント・ベーシー、トミー・ドーシーといった優秀なバンド・リーダーがぞくぞく登場し、「スウィング・ジャズ」=「ビックバンド・ジャズ」は、単なる踊りのBGMではなく、観賞用の音楽として時代の花形となったのである。

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android