ピット[大](読み)ピット

百科事典マイペディア 「ピット[大]」の意味・わかりやすい解説

ピット[大]【ピット】

英国の政治家。大ピットと呼ばれる。国民信望を集め,雄弁をもって聞こえた。1735年下院議員になり,ウォルポール批判と軍事改革で名をあげ,事実上の首相として七年戦争を指導。1757年―1761年連立内閣組織インド北米フランスと争い圧倒的勝利をもたらした。チャタム伯に叙せられ,1766年―1768年再び連立内閣をつくったが,病いをえて辞職。アメリカ植民地には同情を示したが,その独立を憤慨して議場で倒れ,病没。
→関連項目グレンビルジョージ[2世]ニューカッスル公

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android