ファンタン=ラトゥール(英語表記)Fantin-Latour, Ignace-Henri-Joseph-Théodore

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ファンタン=ラトゥール」の意味・わかりやすい解説

ファンタン=ラトゥール
Fantin-Latour, Ignace-Henri-Joseph-Théodore

[生]1836.1.14. グルノーブル
[没]1904.8.25. ブーレ
フランスの肖像画,静物画家。パステル画家の父に絵の手ほどきを受けたのち,L.ボワボードランに師事。 1861年以後サロンに出品,63年の落選展にも参加。晩年にはワーグナーベルリオーズの音楽に心酔し,そこから想を得て幻想的な作品を制作した。主要作品はモネ,マネ,ルノアール,E.ゾラ集団肖像を描いた『バティニョールのアトリエ』 (1870,オルセー美術館) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android