フアン・カルロス[1世](読み)フアンカルロス

百科事典マイペディア の解説

フアン・カルロス[1世]【フアンカルロス】

スペイン国王(在位1975―2014)。ローマ生れ。ブルボン家アルフォンソ13世の孫。1975年11月,フランコの死により新王政の国王として即位,民主制移行に尽力して成功させた。
→関連項目スペイン

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世界大百科事典(旧版)内のフアン・カルロス[1世]の言及

【スペイン】より

…労働運動・学生運動とともに,ETAのテロ活動が公然化し,全国に非常事態宣言が発令された。フアン・カルロス王子(アルフォンソ13世の孫)がフランコの後継者に指名され,国会で宣誓。70年にはブルゴスにある軍事裁判所でETAのテロリストに死刑の判決が下ったが,内外の恩赦を求める声の高まりによって禁固30年に減刑された。…

【フランコ】より

…66年の出版法ではかなり言論を自由化し,同年フランコは行政改革を行い,国民投票で国家組織法が67年に発効した。69年7月22日フランコは国会で,自分の後継者でスペイン新王政の国王としてフアン・カルロス・デ・ブルボンを迎えると表明した。しかし73年12月20日フランコの側近で首相のカレロ・ブランコが暗殺されると,フランコ体制の矛盾が露呈し始めた。…

※「フアン・カルロス[1世]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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