フェアバンクス(アメリカ合衆国)(読み)ふぇあばんくす(英語表記)Fairbanks

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

フェアバンクス(アメリカ合衆国)
ふぇあばんくす
Fairbanks

アメリカ合衆国アラスカ州中部、タナノ川支流に臨む同州第二の都市。人口3万0224(2000)。同州中部の交易集散地で、通関港でもあり、アラスカ・ハイウェーアラスカ鉄道の北の終着地点として知られる。空軍基地、陸軍基地など公官庁関連施設が多く、商工業はこれら施設と深いつながりをもつ。1902年付近に金鉱が発見され、鉱山町として町が建設され、06年より市制が施行された。アラスカ州立大学の所在地で、付属の博物館はエスキモーの文化や手工芸品、アラスカの野生動物などについての展示がなされている。また、エスキモーの生活・文化や金採掘当時の生活を紹介したアラスカ・ランドもある。

[作野和世]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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