家庭医学館 「フェナム酸中毒」の解説
ふぇなむさんちゅうどく【フェナム酸中毒】
けいれんが治まり、つぎのけいれんがおこるまでの間欠期に不穏、錯乱、昏睡(こんすい)がおこることもあります。
[治療]
けいれんを誘発するので、吐かせようとしてはいけません。
初期治療(「医師が行なう中毒の初期治療」)の胃洗浄、吸着剤や下剤の使用を行ない、けいれんがおこったらジアゼパムを注射します。
薬が小腸から吸収されるまでに時間がかかるので、ぼんやり、ふらつき程度の軽い症状でも、12時間は、入院しての観察が必要になります。