フェニレフリン塩酸塩(読み)フェニレフリンエンサンエン

化学辞典 第2版 「フェニレフリン塩酸塩」の解説

フェニレフリン塩酸塩
フェニレフリンエンサンエン
phenylephrine hydrochloride

(R)-3-hydroxy-α-(methylaminomethyl)benzyl alcohol hydrochloride.C9H13NO2・HCl(203.67).m-ヒドロキシフェナシルクロリドにメチルアミンを反応させ,ついで接触還元し,光学分割すると得られる.融点140~145 ℃(遊離塩基は融点169~172 ℃).-46~47°(水).水,エタノールに可溶,エーテルに難溶.アドレナリン作動血管収縮剤として眼科用に使用され,また散瞳(どう)剤として眼底検査に用いられる.LD50 33 mg/kg(ラット筋肉).[CAS 61-76-7]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

デジタル大辞泉プラス 「フェニレフリン塩酸塩」の解説

フェニレフリン塩酸塩

薬に含まれる成分ひとつ。血管を収縮させる作用がある。かぜ薬などに含有。

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