百科事典マイペディア 「フォイアマン」の意味・わかりやすい解説
フォイアマン
→関連項目チェロ|ピアティゴルスキー
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
オーストリア出身のアメリカのチェロ奏者。ウィーンとライプツィヒで学び、短期間オーケストラ奏者を務めたのち、独奏、室内楽、教育活動に入る。1929年ベルリン音楽大学教授となったが、ナチスに反対して辞任、渡米。34年(昭和9)と36年に来日している。卓越した技巧家として知られ、バイオリン独奏曲をチェロで楽々と演奏して聴衆を驚かせた。渡米後は独奏のほか、ルービンシュタイン、ハイフェッツとピアノ三重奏を組んで活躍、またカーチス音楽学校教授も務めた。カザルスの後継者と目されたが、40歳の誕生日を前にニューヨークで病死した。
[岩井宏之]
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