フォークキツネザル(読み)ふぉーくきつねざる(英語表記)fork-marked lemur

日本大百科全書(ニッポニカ) 「フォークキツネザル」の意味・わかりやすい解説

フォークキツネザル
ふぉーくきつねざる
fork-marked lemur
forked lemur
fork-marked dwarf lemur
[学] Phaner furcifer

哺乳(ほにゅう)綱霊長目キツネザル科の動物。マダガスカル島に分布する原猿で、頭胴長約26センチメートル、ふさふさとした尾は長さ34センチメートル前後。コビトキツネザル亜科なかでは大形で、体毛は灰褐色頭頂で二またに分かれ、大きな目の周囲に続くフォーク状の黒い筋(すじ)がある。耳介は大きく先端はとがる。夜行性単独生活者で、主食昆虫であるが果実もすこし食べる。昼間は木のうろで眠っている。

[上原重男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android