フクオウソウ(福王草)(読み)フクオウソウ(英語表記)Prenanthes acerifolia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フクオウソウ(福王草)」の意味・わかりやすい解説

フクオウソウ(福王草)
フクオウソウ
Prenanthes acerifolia

キク科多年草で,四国,九州と本州暖地に生じる。山地の樹下の多少湿ったところに生える。茎は 1mぐらいで直立し,花序以外は分枝しない。地下に走出枝を出す。葉は翼をもった長い柄があり,径6~10cmの心臓形で,鋸歯と深い切れ込みがある。8~9月に,太く長い花茎を伸ばし,多数の頭状花を円錐花序状につけ下垂する。頭花は青白色で,灰緑色総包があり,外片,内片の各総包片の外面には粗毛がある。茎や葉を切ると白い乳液が出る。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android