フシコクシン(読み)ふしこくしん(英語表記)fusicoccin

日本大百科全書(ニッポニカ) 「フシコクシン」の意味・わかりやすい解説

フシコクシン
ふしこくしん
fusicoccin
[学] Fusicoccum amygdali Del.

モモアーモンドの木に感染して、葉をしおれさせてしまうカビが生産する毒素。1968年、バローK. D. Barrowらによって構造が決められた。植物細胞の伸長促進、気孔の開孔促進など、いろいろなホルモン様の生理作用がある。

[勝見允行]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android