フタバムグラ(双葉葎)(読み)フタバムグラ(英語表記)Hedyotis diffusa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フタバムグラ(双葉葎)」の意味・わかりやすい解説

フタバムグラ(双葉葎)
フタバムグラ
Hedyotis diffusa

アカネ科一年草で,日本南部から東南アジア暖帯から熱帯に分布する。湿地や田のあぜなどにごく普通に生える。茎は細く長さ 10~30cmぐらいで基部から分枝し,斜上または横にはう。葉はほとんど無柄で対生し,長さ1~3cmの針状線形葉脈は1本だけ目立つ。8~10月に,葉腋白色でかすかに紅紫色の細かな花をつける。花冠は4つに裂け,径 2mm前後で下半部は短い筒をなす。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android