フツ・ひも・ひきづな(漢字)

普及版 字通 の解説


11画

(異体字)
13画

[字音] フツ
[字訓] ひも・ひきづな

[説文解字]

[字形] 形声
声符は弗(ふつ)。弗にもとる、みだれる意がある。字はまたに作り、孛(はい)もまた乱れる意がある。〔説文十三上に「亂れたる(あさ)なり」(段注本)とあり、麻糸の乱れることをいう。麻の大索を引き綱に用い、〔礼記、曲礼上〕「を助くるときは、必ずを執る」とみえる。

[訓義]
1. ひも。
2. ひきづな、棺を引くつな、麻のつな、麻の大綱
3. 印綬
4. (ふつ)と通じ、ひざかけ。

[古辞書の訓]
名義抄 ウシノツナ・ハナクリナハ 〔字鏡集 ウシノツナ・クワンノヒクナハ・ミダル・ミダレタルアサ・クルマノナハ・ハナクリ

[熟語]

[下接語]
・越・執・布・綸

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android