フトモモ(蒲桃)(読み)フトモモ(英語表記)Eugenia jambos; rose apple

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フトモモ(蒲桃)」の意味・わかりやすい解説

フトモモ(蒲桃)
フトモモ
Eugenia jambos; rose apple

フトモモ科の常緑高木。熱帯アジアの原産であるが,アメリカの熱帯地方で広く栽培されている。幹は 10~15mにも達する。葉は革質の長楕円形で,先はとがる。花は総状花序を頂生し,白色またはやや帯緑色で花弁は4枚ある。果実黄褐色で円形,萼が宿存する。果肉芳香があり,食用,特にゼリーやソースに加え,また薬用に使われる。日本では暖かい地方で栽培されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android