フナバラソウ(舟腹草)(読み)フナバラソウ(英語表記)Cynanchum atratum; dogbane

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フナバラソウ(舟腹草)」の意味・わかりやすい解説

フナバラソウ(舟腹草)
フナバラソウ
Cynanchum atratum; dogbane

ガガイモ科の多年草。東アジアの温帯に広く分布し,日本全域の山野草地に生える。茎は直立し,高さ 40~80cmぐらいになる。全体に白色の軟毛をつけ,葉の下面や茎の上部には特に密生する。葉は対生し短い柄があり,長さ6~10cmの楕円形である。5~6月に,茎の上方葉腋に濃紫色の星形の小花が束になってつく。花冠外面にのみ短い毛をまばらにつける。種子には白く細長い毛が多数あり風で飛び散る。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android