フモトシダ(麓羊歯)(読み)フモトシダ(英語表記)Microlepia marginata

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フモトシダ(麓羊歯)」の意味・わかりやすい解説

フモトシダ(麓羊歯)
フモトシダ
Microlepia marginata

ワラビ科の常緑性シダ植物。アジアの東部から南部ヒマラヤまで分布する。関東地方以西の暖地に多く,山地山麓の林下に生える。根茎は円柱形で管状中心柱をもち,横に長くはい,植物体全体に淡褐色の毛をもつ。葉は長さ 50~80cmで根茎上にまばらに生じ,葉身は単羽状に浅裂または深裂し,黄緑色ないし暗緑色で革質。胞子嚢群は裂片の辺縁近くにつき,包膜はコップ状で毛がある。胞子は四面体型。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android