フランシスコ[1世](読み)フランシスコ

百科事典マイペディア 「フランシスコ[1世]」の意味・わかりやすい解説

フランシスコ[1世]【フランシスコ】

現ローマ教皇ローマ法王ともいう。2013年2月,ベネディクトゥスベネディクト)16世(即位2005年)が,716年ぶりとなる生前退位を選んだことにともない,第266代教皇に選出された。アルゼンチン出身で,南米初の教皇である。前名は,ホルヘ・マリオ・ベルゴリ。司教として貧者救済につくしてきたことから,清貧を説いた聖人フランチェスコ(アッシジの)にちなんで教皇名としたといわれる。きさくで庶民的な人柄とされるが,聖職者の児童性的虐待や汚職など,巨大組織カソリック教会が抱える問題の改革を成し遂げられるか注目されている。
→関連項目バチカン

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android