フリードリヒ・アウグスト1世(3世)(読み)フリードリヒ・アウグストいっせい[さんせい](英語表記)Friedrich August I(III)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

フリードリヒ・アウグスト1世(3世)
フリードリヒ・アウグストいっせい[さんせい]
Friedrich August I(III)

[生]1750.12.23. ドレスデン
[没]1827.5.31. ドレスデン
ザクセン選帝侯 (在位 1768~1806) ,ザクセン王 (在位 06~27) 。ザクセン選帝侯フリードリヒ・クリスチャンの子。父の死後,選帝侯を継ぎフリードリヒ・アウグスト3世を名のったが,対フランス同盟戦争に参加,イェナの戦いののち脱退し,1806年のライン同盟に加わって,ナポレオン1世により王号を与えられ,フリードリヒ・アウグスト1世となった。以後フランスと結び国力も伸長したが,13年ライプチヒの戦いで捕えられ,国土はロシア,プロシア支配を受け,ウィーン会議では選帝侯時代以来の世襲領のほかはプロシアに奪われた。

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