日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 フローラ(Francesco Flora)ふろーらFrancesco Flora(1891―1962) イタリアの文芸評論家。B・クローチェの影響下に書かれた『ロマン派から未来派へ』(1921)が処女作。ファシズム期には『ラ・クリーティカ』誌の編集長を務め、反体制的姿勢により教職を追われる。1952年からボローニャ大学文学部教授。主著は『20世紀の文化』(1934)、『現代詩学論考』(1949)、彼の評論活動の集大成ともいうべき『イタリア文学史』全五巻(初版1940、決定版1962)などである。[鷲平京子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例