普及版 字通 「フン(漢字)」の読み・字形・画数・意味
19画
[字形] 形声
声符は(ふん)。〔淮南子、氾論訓〕に「井に羊を生ず」とあって、土中の怪をいう。〔国語、魯語下〕に「季桓子、井をちて土缶(どふ)の如きをたり。其の中に羊り。之れを仲尼(孔子)に問はしめて曰く、吾(われ)井をちて狗をたり、何ぞやと。對へて曰く、丘の聞くを以てするに、羊ならん。丘、之れを聞けり。木石の怪を(き)・罔兩(まうりやう)と曰ひ、水の怪を・罔象(まうしやう)と曰ひ、土の怪を羊と曰ふと」とみえる。〔広雅、釈天〕に「土、之れを羊と謂ふ」とあり、羊のことは、孔子の博学を示す説話の一である。
[訓義]
1. 羊、土中の怪物。
[熟語]
首▶・羊▶
[下接語]
井
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報