ブミプトラ政策(読み)ブミプトラセイサク

デジタル大辞泉 「ブミプトラ政策」の意味・読み・例文・類語

ブミプトラ‐せいさく【ブミプトラ政策】

ブミプトラ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ブミプトラ政策」の意味・わかりやすい解説

ブミプトラ政策【ブミプトラせいさく】

マレーシアでの先住民マレー人を優遇する経済政策。ブミプトラBumiputraとはマレーシアにおける〈原住民〉の意で,マレー人のほか,〈オラン・アスリ〉と呼ばれる非イスラム系先住民も含まれる。中国系マレーシア人(華人),インド系マレーシア人などと比較して経済的に劣位にあるマレー人を優遇し,生活を向上させ,貧富の差を解消し,政治・社会を安定させようというもの。1971年の新経済計画(NEP)を基本理念とし,以後の経済政策に継承されている。資本雇用,教育などの分野でマレー人に有利な制度を設け,特権が行使される。マレー人の特権保護は国王の行政責任であり,スルタン制度というマレーシアの国体と密接な関係にある。
→関連項目マハティールマレーシア

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブミプトラ政策」の意味・わかりやすい解説

ブミプトラ政策
ぶみぷとらせいさく

マレーシア

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android