ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブラーフーイー語」の意味・わかりやすい解説
ブラーフーイー語
ブラーフーイーご
Brāhūī language
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…(3)3番目には,地中海地域から前3500年ごろにドラビダ族がインダス川流域に到達し,高度の都市文明を築いた。彼らはやがて,次に来たアーリヤ族に押されて南インドに下り,彼らの言語が分化してタミル語,テルグ語などになったが,ブラーフーイー語のように,もとのバルーチスターンに残存している場合もある。この系統の言語(ドラビダ語族)には千万人単位の話者人口をもつものが四つあり,全人口の21%を占める。…
…また中部ドラビダ語には,中央インドのクイ語Kui(50万人),クビ語(20万人),コラーミ語(5万人),ゴーンディ語Gondi(150万人)などが含まれるほか,ドラビダ語族中,最大の話者人口をもつテルグ語(アーンドラ・プラデーシュ州,4900万人)も含まれると考えられている。さらに北ドラビダ語として,クルク語Kurukh(114万人),マールト語(9万人),そしてはるかバルーチスターンに孤立しているブラーフーイー語Brahui(30万人)がある。これらドラビダ諸語の話者人口は,インド総人口の約25%に相当する。…
※「ブラーフーイー語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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