世界大百科事典(旧版)内のブルンナー腺の言及
【十二指腸】より
…粘膜下層には粘膜下神経叢(マイスネル神経叢Meissner’s plexus)があり,粘膜へ神経繊維をのばしている。また十二指腸腺(ブルンナー腺Brunner’s gland)が粘膜固有層から粘膜下層にかけて豊富にみられ,アルカリ性の粘液を分泌して防御的な役割を果たしている。この腺は十二指腸の口側2/3あたりまで分布し,腸陰窩に開口している。…
【小腸】より
…(1)分泌 十二指腸には肝臓や膵臓の輸管が開き,その分泌物は食物消化にあずかっているが,小腸自身も消化液やホルモンなどを分泌している。(a)腸液と粘液 十二指腸のブルンナー腺(十二指腸腺)から粘液,腸腺から消化液である腸液を分泌する。また絨毛表層の杯細胞からは粘液が分泌される。…
※「ブルンナー腺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」