ブルースターの干渉縞(読み)ブルースターのかんしょうじま(英語表記)Brewster's interference fringe

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブルースターの干渉縞」の意味・わかりやすい解説

ブルースターの干渉縞
ブルースターのかんしょうじま
Brewster's interference fringe

鏡間距離のまったく等しい2組のファブリ=ペローの干渉計直列に1°か2°だけ傾けて配置すると,白色光による干渉縞を比較的容易に観測することができる。図のように同じ厚さのA,B2枚の平行平面板をわずかな角度だけ傾けて置いてもよい。細い白色光線束を入射させたとき,両面間で2回反射した光のうち,1,2および4,5はいずれもほとんど同じところに重なってくるので干渉を起す。このうち,4,5の光でできる干渉縞について D.ブルースターが詳しく研究したところからこの名がつけられた。ジャマンの干渉計で観測されるのもブルースターの干渉縞である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android