ブローディの骨膿瘍(読み)ぶろーでぃのこつのうよう

世界大百科事典(旧版)内のブローディの骨膿瘍の言及

【骨髄炎】より

…この方法は,病巣を十分に摘除した後,創を閉鎖し,流入用,流出用の2本のチューブを死腔の中に入れ,このチューブを通じて抗生物質や繊維素溶解酵素を溶解した生理食塩水を持続的に流して,局所を洗浄する方法である。 慢性一次性骨髄炎といわれているブローディの骨膿瘍Brodie abscessは,長骨の骨幹端部に円形あるいは楕円形の骨透明像を生じ,かるい局所の炎症症状を示すのみで,搔爬,骨移植などにより予後の良好なものとして知られているが,最近は,このブローディの骨膿瘍を含めて,全身・局所症状の非常に緩慢かあるいはまったく欠如した非定型的発症を示すものがあり,骨腫瘍その他の疾患と誤られやすい。慢性骨髄炎の一つとして近来最も多いのは,開放骨折あるいは皮下骨折の手術後に続発するものである。…

※「ブローディの骨膿瘍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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