ブンカム(読み)ぶんかむ

世界大百科事典(旧版)内のブンカムの言及

【コーヒー】より

…安いコーヒー用にされ,またアラビアコーヒーノキとの混合用にされる。【星川 清親】
[飲用の歴史]
 10世紀前後に,イスラム世界の著名な医学者ラージー(854ころ‐925)が〈古来エチオピアに原生していたブンの種実を砕いて煮出した汁液ブンカムは一種の薬として胃によい〉と記したのが,コーヒーについての世界最初の文献である。ブンbunnは,コーヒーノキとその種実の原始名で,ブンカムはその生豆を乾燥し,いらずに砕いて煮出した麦わら色の液体であった。…

※「ブンカム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android