プエブロ・ボニート遺跡(読み)プエブロ・ボニートいせき(英語表記)Pueblo Bonito

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プエブロ・ボニート遺跡」の意味・わかりやすい解説

プエブロ・ボニート遺跡
プエブロ・ボニートいせき
Pueblo Bonito

アメリカ合衆国ニューメキシコ州北西部のチャコ渓谷にあるプエブロ文化の大遺跡。100m× 160mの範囲に,800をこす部屋をもつ 4階建てのアパートともいえる建物,それに続く平屋の建物,建物の中央にある広場,キバと呼ばれる祭祀の場多数と,種々の機能をもつ一連の施設が集中している。建物は石造りで,壁には漆喰が塗られている。周辺ではこうした構造の大集落が 13,小集落跡が 300あまり発見されており,チャコ文化国立歴史公園 (1980指定。面積 137km2) として保護されている。1987年にアステカ遺跡国定記念物とともに,世界遺産文化遺産に登録。(→プエブロ族

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android