プチアリン

デジタル大辞泉 「プチアリン」の意味・読み・例文・類語

プチアリン(ptyalin)

唾液だえき中に含まれる消化酵素。でんぷんを加水分解する。唾液アミラーゼ

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精選版 日本国語大辞典 「プチアリン」の意味・読み・例文・類語

プチアリン

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] ptyalin ) 唾液中に存在する消化酵素。澱粉加水分解してデキストリン麦芽糖にする。唾液アミラーゼ、α(アルファ)アミラーゼともいう。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プチアリン」の意味・わかりやすい解説

プチアリン
ptyalin

唾液アミラーゼのこと。α-アミラーゼの一種デンプンマルトースやデキストリンに変える加水分解酵素人間の唾液はプチアリン含有量は高いが,肉食動物の唾液中にはほとんどない。 (→アミラーゼ )

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百科事典マイペディア 「プチアリン」の意味・わかりやすい解説

プチアリン

唾液(だえき)アミラーゼとも。→アミラーゼ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「プチアリン」の意味・わかりやすい解説

プチアリン
ぷちありん

α‐アミラーゼ

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栄養・生化学辞典 「プチアリン」の解説

プチアリン

 →唾液アミラーゼ

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世界大百科事典(旧版)内のプチアリンの言及

【消化】より


[糖質の消化]
 食物中の炭水化物の大部分はデンプンであるが,デンプンにはブドウ糖がα‐1,4グルコシド結合のみで多数重合した直鎖構造のアミロースと,α‐1,4グルコシド結合のほかに数%の割でα‐1,6グルコシド結合を含む樹枝状構造のアミロペクチンの2種が混在する。唾液中のアミラーゼ(プチアリン)はα型であり,α‐1,4グルコシド結合を加水分解して低分子のデキストリンを産生し,最終的にはマルトース(麦芽糖)にまで分解する。α‐アミラーゼはα‐1,6グルコシド結合には作用しないため,アミロペクチンの場合はグルコースがα‐1,6グルコシド結合で2分子結合したイソマルトースが数%産生される。…

【唾液】より

…食事をとると分泌速度は高まるが,とくに耳下腺の分泌増加が著しい。唾液のおもな有機成分は唾液アミラーゼ(プチアリンptyalin)とムチンmucinである。プチアリンは加熱デンプンに作用して麦芽糖に分解する。…

※「プチアリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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