プラティニ(読み)ぷらてぃに(英語表記)Michel François Platini

日本大百科全書(ニッポニカ) 「プラティニ」の意味・わかりやすい解説

プラティニ
ぷらてぃに
Michel François Platini
(1955― )

フランスのプロサッカー選手。6月21日、フランスのジェフに生まれる。プレーメーカー、ゴールゲッターの両方の才能をもち、デビュー当時から「プラティニは9番(センターフォワード)か10番(プレーメーカー)か」といわれながら、その両方で卓越したプレーをみせた。フランス代表として1978、1982、1986年のワールドカップに出場。1982、1986年大会ともに、準決勝西ドイツに行く手を阻まれたが、ジレスAlain Giresse(1952― )、ティガナJean Tigana(1955― )と組んだパスワークは見る者を魅了した。1984年には地元フランスで開催されたヨーロッパ選手権で優勝、大会得点王も獲得した。1983~1985年には3年連続でヨーロッパ最優秀選手賞(バロンドール)を受賞した。イタリアのユベントスで1985年ヨーロッパ・チャンピオンズ・カップ(現、UEFAチャンピオンズ・リーグ)優勝。鋭くカーブするフリーキックはプラティニの代名詞であった。引退後、フランス代表監督として1992年ヨーロッパ選手権の指揮をとったが、グループリーグ敗退で辞任。1998年ワールドカップ・フランス大会では、大会実行委員長を務めた。UEFA(ヨーロッパ・サッカー連盟)会長、フランスサッカー協会副会長を務める。

[西部謙司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android