プラントオパール法

山川 日本史小辞典 改訂新版 「プラントオパール法」の解説

プラントオパール法
プラントオパールほう

土壌中に含まれた植物ケイ酸体(プラントオパール)を検出し,その植物を同定し,定量分析をして,当時の自然環境生業を復元する方法土器の胎土中にもプラントオパールがある。日本ではおもにイネ科植物のケイ酸体の検出に重点がおかれ,縄文後・晩期遺跡からイネのプラントオパールが発見されるから,当時すでに稲作が存在したと主張されている。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android