プラ・アパイマニー(英語表記)Phra Aphaimani

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プラ・アパイマニー」の意味・わかりやすい解説

プラ・アパイマニー
Phra Aphaimani

タイ韻文小説。『プラ・アパイ』ともいう。スントーン・プー作。スントーン・プーの最大の長編であるとともに,バンコク朝前期の文学作品中最も長い小説。 1828年頃一応完成したらしい。全編で2万 4500行の八言律の韻文。仏教輪廻思想に発する愛と憎しみ,幸と不幸,誠と不実捨身利己などの対立概念を主題にした,プラ・アパイと弟シースワンの2人の王子冒険と恋の物語。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android