百科事典マイペディア 「プリニウス[小]」の意味・わかりやすい解説 プリニウス[小]【プリニウス】 ローマ帝政期の政治家,著作家。プリニウス(大)の甥(おい)。小アジアのビテュニア知事として業績をあげた。トラヤヌス帝に対する称賛演説(《頌詞》)と,出版を目的に書いた《書簡集》10巻が現存する。中でもベスビオ火山の爆発を描いた手紙,およびキリスト教徒の扱いに関するトラヤヌス帝との往復書簡が名高い。小プリニウスと呼ばれる。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報