プリント倶楽部(読み)プリントクラブ

デジタル大辞泉 「プリント倶楽部」の意味・読み・例文・類語

プリント‐クラブ

《「クラブ」は倶楽部とも書く》プリントシール機の商標名。多くゲームセンターなどに置かれる。希望フレーム背景を選択してボタンを押すと撮影され、1分ほどで切手大の写真シールができる。平成7年(1995)ごろに登場プリクラ
[補説]「プリントクラブ」「プリクラ」ともに商標名。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プリント倶楽部」の意味・わかりやすい解説

プリント倶楽部
プリントくらぶ

人物をカメラで撮影してシールに印刷する機械の商品名。通称「プリクラ」。コンピュータ・ゲームソフトメーカーのアトラスと,ゲーム機器メーカーのセガ・エンタープライゼス (→セガ ) が共同開発して 1995年7月に発売。プリント倶楽部もプリクラも商標登録されているため,その後に各社で開発された類似の機械は,プリントシール機,写真シール機,製品シール機などと呼ばれる。おもにゲームセンターに置かれ,ペンタブレットによって自由に書き込みができる,フレームに花柄などの模様が入れられる,記録されている芸能人といっしょに撮影ができるといった遊びの要素が加わり,1997~99年,女子中高生を中心に大ブームとなった。同じカット複数がシールに印刷されるため,仲間で分け合えること,手帳に貼って持ち歩き交換できるなど,手軽に一体感や親近感が得られることがブームの要因といわれる。撮影した画像をインターネットを通じて携帯電話にダウンロードできるなど多機能化,高画質化が進み,利用者も女子中高生にかぎらず若い女性や家族連れにも広がり安定した人気を確立した。

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